- Date:12 月 10, 2015 - 12 月 11, 2015
- Location: 名古屋、東京
Moldex3D Technical Update Seminar 樹脂流動シミュレーションの歴史と最新動向に関するセミナー
樹脂流動シミュレーションが世の中に登場してから多くの技術、ソフトウェアが開発されてきました。
近年のトピックスとしては、
- コンピュータの発展に伴う3次元現象の計算
- 圧縮成形、MuCellを始めとする新しい成形手法の計算
- 繊維強化樹脂の成形時の繊維配向計算と構造解析との連携
などが挙げられます。
本セミナーでは、最先端のアプローチを続けている樹脂流動解析ソフトウェア「Moldex3D」のR&D部門から4名の専門技術者が、樹脂流動シミュレーション技術の歴史を振り返りながら、2次元時代のソフトウェアから、3次元に至った経緯と効果、そして最新の技術、将来的な展望などを分かりやすく解説したします。
また、繊維強化樹脂の局所的な挙動(繊維配向、残留応力、温度など)を、非線形構造解析と連携させる技術についてご紹介します。Moldex3Dの最新機能である「Moldex3D Digimat RP」を用いることで、計算プロセスが大幅に簡易化される事をご覧いただきます。
是非、この機会に、樹脂流動シミュレーションの理論や、今後の方向性、ビジョンなどをお確かめください
時間 | 內容 |
9:20 – 9:50 | 受付開始 |
09:50-10:00 |
開会のご挨拶 |
10:00-10:50 |
3次元樹脂流動解析の開発ヒストリーと最新情報~ メッシュ生成とソルバー開発に焦点をあてて ~ このセッションでは、メッシュ生成技術とソルバー開発の重要な部分に焦点を当て、射出成形シミュレーションの開発ヒストリーから最新のCAE技術情報をご説明いたします。 Moldex3D開発部長が語る開発苦労話が聞けるまたとないチャンスです。 |
10:50-11:40 |
樹脂流動解析の理論と実践 (樹脂流動と保圧解析 について) 流体力学は、定義されてからかなり経ちますが、Moldex3Dは常に開発・改善を続け、この分野における最新動向を探求し続けています。例えば、様々な物理現象の境界条件設定の操作をさらに使いやすくする工夫もその一つです。 CAEシミュレーション技術を活用することで、製品プロセスを正確に可視化し、効率良く潜在的な欠陥を発見し、確かな効果をご提供します。ソフトウェアの安定性と収束性を向上し続けることが、Moldex3Dの最大の使命です。本セッションでは、樹脂流動解析の「流動」と「保圧」の解析の理論をご説明しながら具体例を基に分り易くご説明いたします。 |
11:40-12:10 |
樹脂流動解析ソフトウェアの解析自動化について 本セッションでは、樹脂流動ソフトウェア「Moldex3D」を使った一般のアプリケーション機能のご説明だけでなく、 Moldex3Dを複数の部署で統一されたツールとして標準化する方法、及び効率的ななワークフローによる製品設計の最適化事例をご紹介します。 |
12:10-13:10 | 昼食 |
13:10-13:50 |
樹脂流動解析の理論と実践 (冷却解析とそり解析 について) 本セッションでは、画期的と評価いただいている、Moldex3Dの「冷却モジュール」について、開発状況のご説明から、金型冷却、ヒーティング解析、非定常冷却、ヒート&クール、コンフォーマル冷却、そしてホットランナー(高度解析機能)に至る様々な冷却解析機能に関してご説明をいたします。 また、「そり解析モジュール」(これも影響を与える重要な要因です)についても業界の成功例をご紹介しながら理論と実践について分かりやすくご説明いたします。 |
13:50-14:30 |
シミュレーション結果と実機のギャップとその対処方法 Moldex3Dは様々な射出成形工程を可視化する事ができる非常に便利なCAEツールです。しかし、よりCAEツールの効果的に利用するには、射出成形プロセスをより深く理解する必要があります。Moldex3Dは、材料DBの充実や、各種射出成形機情報のご提供、メッシュ生成方法の向上などを通して、有益な情報や豊富な知識をご提供してまいります。本セッションでは、業界の事例を用いながら、シミュレーション結果と実機の差をどの様に最小化(Minimize)させるかについてご説明いたします。 |
14:30-15:10 |
新機能紹介”Moldex3D-Digimat-RP“と解析事例の紹介 本年、9月、Moldex3D(CoreTech System)は、e-Xstream engineering と共同で研究を行い、 強化プラスチック向け材料モデリングソフトェア「Moldex3D Digimat-RP」(オプション)をリリースしました。 複合材の繊維配向と残留応力、そして温度予測など局所的な挙動をDigimat-RPを用いることでより正確に表現できるようになりました。本セッションでは、「Molex3D Digimat-RP」を解析事例と共にご紹介いたします。※ 本セッションが、日本での初めての説明となります。 |
15:10-15:30 | 休憩 |
15:30-15:45 |
材料特性の知識 ~より解析精度を向上させる材料特性 高品質な樹脂材料や高機能な複合材料は、材料サプライヤーによって毎年のように開発されており、近年ではいくつもの新素材が、市場でグローバルに利用されています。高品質な製品を製造するためには、材料メーカーが使用している材料の性質と特徴を理解することが極めて重要になっています。 そして、正確な射出成形解析結果を得る為には、材料特性評価をどう適用するかが重要です。本セッションでは、弊社がMoldex3D開発を通して蓄積してきた材料の特性評価の知識を皆様と共有し、それらの材料特性が実際に樹脂流動解析結果にどう表れるのかなどをご説明いたします。 |
15:45-16:45 |
開発状況報告 ~繊維配向解析機能の最新情報 繊維強化樹脂(熱可塑性)複合材は、金属部品の代替材として自動車部品等に数多く用いられるようになってきています。 それらの強さの理由は、主に繊維配向による優れた機械特性(強度、剛性、衝撃など)にあります。ファイバーレオロジー分野の理論研究者による過去30年にわたる数多くの努力で、短繊維、長繊維の両方を含む、繊維配向挙動を導き出すために費やされてきました。本セッションでは、ARD-RSCモデルと(Moldex3Dの開発した)iARD-RPRモデルを含む、短繊維/長繊維の配向モデルの最先端モデリングについてご紹介します。最先端の繊維配向モデルを使用している3次元射出成形シミュレーションにより、複雑な3次元モデル製品の繊維配向予測をご提供します。軽量化とコスト削減の目標達成の為には、正確な繊維配向予測データを使い、精度の良い機械特性予測のもと構造解析を行う事が必須になってきています。是非、樹脂構造解析のトレンドをお確かめください。 |
16:45-17:30 |
流動解析ソフトウェアの今後の方向性とビジョン Moldex3Dは、世界の樹脂業界技術者、金型設計者の方々から「究極のソフトウェア」と評価していただくことを目標に、シミュレーションソフトウェアからより多くの利益を得ていただくことを追求しています。このセッションでは、具体的な今後の方向性も含めた我々のビジョンを皆様にご説明させて頂きます。 |
17:30-17:45 | 閉会のご挨拶 CoreTech System, Venny Yang, Ph.D, President, Moldex3D |
開催日時
期日 | 開催地 | 開催場所 |
2015年12月10月 木曜日 | 名古屋 | TKPガーデンシティ名古屋新幹線口 ROOM: 5A 愛知県名古屋市中村区椿町1-16 井門名古屋ビル (JR東海道本線 名古屋駅 太閤通口より 徒歩1分) 対象者 :樹脂流動CAEソフトウェアにご興味のある方、ご導入検討者 定員 :80名 参加費用:無料 ※事前登録制 |
2015年12月11月 金曜日 | 東京 | AP品川 ROOM: 7th Floor ルーム U 東京都港区高輪3-25-23 京急第2ビル (品川駅より徒歩3分) 対象者 :樹脂流動CAEソフトウェアにご興味のある方、ご導入検討者 定員 :80名 参加費用 :無料 ※事前登録制 |
詳しい事については、
株式会社JSOL エンジニアリングビジネス事業部 セミナー事務局 宮下 (event@sci.jsol.co.jp) もしくは、
Oliver Tsai (olivertsai@moldex3d.com) Jackson Lin (jacksonlin@moldex3d.com) にお問い合せください。