CoreTech System社の”3パラメータ繊維配向モデル”が米国特許を取得

on 10/24/2013

新竹,台湾 – Oct. 1st, 2013 – プラスチック射出成形CAE解析ソリューション産業界を牽引するCoreTech System Co., Ltd.(Moldex3D)は、同社が開発した革新的な技術が米国特許商標庁(USPTO)より特許を付与(特許番号:8571828)、されたことを2013年10月1日に発表しました。射出成形に幅広く適用できる射出成形繊維強化熱可塑性プラスチックの配向分布の高精度な予測を可能にする技術が認められたのです。

 

標題『Method and Computer Readable Media for Determining Orientation of Fibers in a Fluid”(流体中にある繊維配向決定手法およびコンピューターメディア)』は、新しい繊維配向モデルに関する特許です。CoreTech System Co., Ltd.(Moldex3D)が開発した遅延則率を組み合わせた異方性回転拡散モデル(iARD-RPR)は、繊維の長短にかかわらず、繊維配向における変化を正確に検知・再現します。この革新的な技術は、既存モデルの大幅な強化だけでなく、繊維配向の異方性の影響による収縮と反り変形の問題を大幅に削減した高精度の予測を可能にします。

 

米国特許付与に、CoreTech System社社長のVenny Yang博士は、「この分野において当社が精力的に続けてきた技術革新がUSPTOに認められたことをうれしく思います。プラスチック射出成形解析の先端企業として、当社は信頼性の高い正確な解析ソリューションを提供し、複雑な設計の問題に取り組むクライアントのサポートをミッションとして邁進してきました」と喜びを語っています。

 

特許の発明者である Ivor Huan-Chang  Tseng博士(CoreTech System社(Moldex3D)R&D部門プログラムマネジャー)は、論文『Three Dimensional Predictions of Fiber Orientation for Injection Molding of Long Fiber Reinforced Thermoplastics(長繊維強化熱可塑性プラスチックの射出成形における繊維配向の3次元的予測)』で2013年SPE ACCEベスト・ペーパー・アワードを受賞し、また、論文『Phenomenological improvements to predictive models of fiber orientation in concentrated suspensions(集中圧縮における繊維配向予測モデルの現象的改善)』はJournal of Rheologyに掲載されました。両論文はこの新技術の適用と研究について明確に論じています。

 

 

Moldex3Dについて
CoreTech System Co., Ltd.(Moldex3D)社は1995年以来、プラスチック射出成形業界向け専門CAE解析ソリューションソフト「Moldex」シリーズを送り出してきました。現在、「Moldex3D」は、世界中で幅広く活用されています。業界の要望に応える高度な技術とソリューションの提供をミッションとしたCoreTech System社は、迅速かつプロフェッショナルな現地サービスを提供するべく、全世界的に販売・サービスネットワークを拡大してきました。今では、Moldex3Dはユーザーの製品設計開発、設計最適化、納期短縮を支え、投資利益率(ROI)向上の一助となっています。Moldex3Dの詳細は、ホームページをご覧ください:www.moldex3d.com


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