メッシュ欠陥を簡単に修正し、メッシュ品質を改良するため、Moldex3D は便利なツールとして修正ウィザードを提供します。このツールはメッシュ欠陥を自動的に修正し、さらにメッシュ品質を改良できます。 修正できるメッシュ欠陥は、ギャップ、オーバーラップ、穴、低品質要素などです。このようなメッシュ欠陥は解析精度に影響を及ぼし、ソリッドメッシュ生成の失敗の原因になりかねません。
メッシュ修正の一般的な手順は以下の通りです。ただし取り扱うモデルによって、いくつかの手順が異なることにご注意ください。
Step 1: サーフェスメッシュにメッシュ欠陥が検出されたら、ソリッドメッシュ生成前に、 Fix Wizard をクリックして自動修正機能を起動してください
Step 2: 修正するオブジェクトを選択すると、いくつかのダイアログが連続的に表示され、ユーザーにメッシュ欠陥の修正を確認します。それぞれの設定を適用するために Execute をクリック(あるいはSkipをクリックして修正オプションを無視)します。すると選択したツールがメッシュ欠陥を自動的に修正します
(1) ギャップあるいは微細エレメントが検出されたときは、公差を使ってノードをマージするか、Skipをクリックしてこのステップを無視します。
(2) オーバーラップしているエレメント(緑色で表示)を、このステップで取り除くことができます。システムがオーバーラップエレメントを検出しなかった場合は、このステップはスキップできます。
(3) 消去されたか連結されていないエレメントによる閉じたフリーエッジがあれば、 Execute をクリックして修正します。システムがフリーエッジを検出しなかった場合は、このステップはスキップできます。
(4) Fix Wizardを終了する前に、メッシュ品質を調べて修正できます。 Keep feature にチェックを入れることは、(特に、モデルが湾曲しているものや、小型形状、複雑な形状の場合に)修正プロセスがモデル境界とモデル形状を変形させないことを意味します
Step 3: Surface Mesh Informationから、深刻なメッシュ問題が解決されたことがわかります。これでソリッドメッシュ作成の準備が整いました。