Moldex3Dでは、新機能として表層肉厚分布の表示とオーバーフロー領域設定が追加されました。
表層肉厚分布
下記図は、実製品の表層肉厚分布の状況です。
表層肉厚のIcon
オーバーフロー領域設定
Moldex3D R11では、Moldex3D Mesh にて オーバーフロー領域の設定をサポートしています。こちらに、その設定方法を説明します。
1. オーバーフロー領域のソリッドメッシュを作成し、要素設定にて”オーバーフローソリッドメッシュ“として定義します。
2. ソリッドモデルのエキスポート
3. Moldex3D にて上記モデルをインポートし、“充填/保圧”設定を開きます。“アドバンスト設定“にて、オーバーフローのオープン時間の設定を行います。例として、下記図では、4秒間開く設定にしています。
成形機インタフェース
Moldex3Dでの成形機モードは、下記のように4ステップだけで簡単に設定できます。
1. 成形機モード2 を プロジェクト設定タブ にて選択
2. 使用する成形機を成形機DBから任意に選択 (例では、Nissei Machine)
3. 機械インタフェースをクリック
4. 充填/保圧設定ページにて、成形機インタフェースを起動
インタフェース画面が開いた後、成形条件設定作業は、実成形機とまったく同じ画面で操作可能で、容易にMoldex3Dでの成形条件設定と実成形機成形条件の照し合せが可能です。