経済的不況に左右されずに、企業競争力を強める秘訣は何でしょうか?
プラスチック成形産業においては、この問いの答えはシンプルです。つまり開発サイクルの短縮、コスト削減、生産性のアップです。
かつては携帯電話の設計に6ヶ月を要しました。しかし現在、携帯電話カバーの成形のCAE解析に必要な日数は1~3日に短縮しました。よって携帯電話製品は1~3ヶ月で製造できるようになりました。
このようにして確立された企業競争力により、製造の利益率は劇的に増加することでしょう!
ひとたびMoldex3Dのパラレル計算技術のパフォーマンスを体験すれば、「時は金なり」という格言の意味をあなたは実感できます!Moldex3Dのパラレル計算技術が企業の競争力をどのように高めるかを知れば、大きな感銘をうけるに違いありません。
Moldex3Dは高精度シミュレーションツールを提供するのみならず、パラレル計算の最先端技術で、要素数の多い複雑な形状モデルを短時間で計算することを可能にしました。これがユーザーの企業競争力を高めることになります。
Moldex3Dのパラレル計算を導入すれば、流動/保圧/冷却/変形/繊維配向/ マルチコンポーネント成形など、全ての解析にパラレル計算を実行できます。
またさらにMoldex3Dパラレル計算技術はマルチ-CPU、マルチコア、PC-クラスタプラットフォームもサポートしています。
一般的に、デュアルコアCPUでは計算時間は50% ~ 70%向上します。
16-ノード PCクラスタを使用すれば10倍以上の計算速度アップが見込めます。
真の3D解析を用いれば、たった1日で製品設計を最適化することも夢ではありません。
パフォーマンスベンチマーク
以下の表をご覧ください。これは様々なモデル上でMoldex3D/ソリッド-流動解析をパラレル計算で行った場合のパフォーマンスを比較しています。
このテストで使用したPCのプラットフォームは4-ノード PCクラスタです。PCのノードはデュアルコアIntel Xeon 3.0GHz CPUと8 GB RAMで構成されています。
計算時間はモデルの形状にもよりますが、ベンチマークの結果として概して 4 ~ 5倍の速度アップが見られました。
高度に複雑な形状では、例えば7.7M 3D要素の32-金型モデルでは、3D流動解析は2時間で完了しました。
本来、流動解析は、他の解析に比較して最も時間のかかる解析にもかかわらず、このような好結果となりました。よって全ての解析でも同様な時間短縮を期待できることがお解りだと思います。
ハードウェア: 4-ノード PC クラスタ (それぞれのノードは1つの デュアル-コア Intel Xeon 3.0GHz CPU と 8 GB RAM を内部に搭載)
OS: Windows XP 64-bit
使用したソフトウェア: Moldex3D/ソリッド-流動解析 R9.0
注1:解析時間は異なる条件下では異なる結果となります。
注2 :現在の 32-ビット CPU で使用可能なRAMは最高で4GB までです。Windowsのメモリ以外で、アプリケーションプログラムは最高でも3GBメモリまでしかアクセスできません。従って、大きなモデルではメモリが不足してしまいました。この場合、8GB RAMを搭載していたにもかかわらず、シングルCPUでは十分なメモリが確保できませんでした。