CoreTech はMoldex3D R12.0のリリースを発表

on 03/08/2013

Hsinchu, Taiwan – Mar. 08, 2013 – 完全3D CAEシミュレーションソリューションの世界的イノベーター、CoreTech System Co., Ltd. (Moldex3D) は、射出成形シミュレーション向けのプラスチック設計検証および最適化ソフトウェア、Moldex3D R12.0のリリースを発表しました。この最新バージョンでは、トラブルシューティングに関する機能が強化され、解析精度や操作性、および計算速度が向上しました。プラスチック成形に携わる製品設計者や金型メーカーがこのMoldex3D を利用すれば、高い製品品質とコスト削減や納期短縮を実現するための判断を適切に行うことができます。

 

すでに自動車産業、デジタルエレクトロニクス、医療、消費財などの多くの分野においてMoldex3D はプラスチック成形シミュレーションのスタンダードになっています。プラスチック製品の欠陥や変形を回避するため、Moldex3D は金型キャビティ内に射出されたメルトフロー挙動を可視化し、潜在的な問題を予測します。Moldex3Dを利用すれば、最適な製品設計や成形条件を実現するように設計を変更、または検証できます。しかも試作品による試行錯誤にかかる時間やコストを大幅に削減できます。また、Moldex3D 材料データベースおよび機械データベースによる専門なサポートにより、プラスチック射出成形工程の初期段階で修正や最適化を効果的に行うことができます。Moldex3D を利用して設計での様々な課題を解決し、コストダウン、軽量化、省エネルギー、環境考慮などの点において、益々激化する市場競争で優位に立つことができます。

 

“我々は今まで、トラブルシューティング機能を強化したり、プラスチック製品の設計から製造までの工程に高い付加価値をつけることにより、我々の顧客をサポートしてきました。このリリースは、Moldex3Dが成形分野における総合的ソリューションへと拡張されただけではなく、ユーザーの製造実績と効率性を強化するための機能が充実しています。我々はソルバーカーネルを改良し、成形工程の可視化と検証の精度を向上させました。これにより成形問題をより効率的に判断することができるようになりました。また、計算速度の向上により、競合企業よりも早く適切な判断を下すことが可能になります。” CoreTech System社長Venny Yang博士は語りました。

 

 

パワフルなシミュレーション機能を追加したMoldex3D R12.0

 

の新機能および強化機能を以下に紹介します:

 

 

パフォーマンスと効率の強化

 

Moldex3D R12.0 がサポートする特殊形状のゲート、ランナー、ランナーエンドが増えました。(例:円弧形状のカシューゲート、テーパー形のエジェクタピン、ロックピンなど)メッシュ品質とメッシュ密度が改良され、複雑なランナーシステムにリアルな3Dメッシュを作成することが可能になりました。さらにプラスチック射出成形およびシミュレーションの精度が向上しました。またMoldex3D R12.0 は、ゲート位置変更時のメッシュの自動再生成機能をサポートしています。これによりゲート位置変更時にメッシュの再生成作業を繰り返す必要が無くなり、設計変更が簡単になります。さらにMoldex3D R12.0では、CADモデルをParasolid形式にダイレクトに読み込むことができるようになりました。

 

 

メッシュ最適化のための総合的な形状修正機能

 

Moldex3D R12.0 はElysium によって開発された形状修正テクノロジーを導入しました。このパワフルな機能Moldex3D CADドクターにより、複数のCADデータの変換や形状の簡素化、形状の検証、品質チェックなどができるようになりました。境界レイヤメッシュ (BLM)を作成した時に、品質が自動的にチェックされ、問題個所は自動修正されます。これによりメッシュ品質や解析精度が飛躍的に向上します。

 

 

解析のための計算効率の向上

 

Moldex3D R12.0 の流動解析は最大で80% も計算速度を向上しました。百万エレメントのモデルの計算時間は約 50%も短縮されました。マルチコア、マルチCPU、マルチPCパラレル計算機能をサポートしているため、解析を高速かつ高精度に行うことができます。大型モデル(一般的に数百万エレメント)の場合は、ジョブを複数のリモート計算ファームに割り当てることにより、高速計算を可能にしました。 このようにMoldex3D は、優れたプラスチック製品を納期に間に合うように製造することを可能にします。

 

 

プラスチックに対する理解を需要まで拡張する

 

Moldex3D R12.0 ではソルバーカーネル(フロー挙動の可視化、冷却システムの最適化、繊維配向、応力評価、射出圧縮成形シミュレーション、封止成形シミュレーションなど)のトラブルシューティング機能が強化されました。これにより、標準的なあるいは特殊なプラスチック射出成形工程のシミュレーション精度が向上しました。ユーザーは潜在的な欠陥を予測し、効果的に欠陥を回避できます。Moldex3D R12.0 はさらに高度なベント解析、繊維破損予測、アニール処理解析もサポートしています。ベント解析では閉じ込められたエアー温度と圧力を 取得でき、製品の機械的強度を維持したり、ウェルドラインの品質の検証に役立ちます。 繊維配向解析では、キャビティ内(あるいはゲート付近)の高いせん断応力が繊維破損を引き起こしていないか、あるいは製品強度にダメージを与えていないかを即座にチェックできます。また、製品の変形や応力亀裂を回避するための成形後のアニール処理をシミュレーションすることもできます。さらにMoldex3D R12.0 は3つの特殊な成形(圧縮成形、粉末成形、二色成形)のシミュレーションソリューションを開発しました。この成形の製品設計者がMoldex3D を利用すれば、専門的な3D CAE テクノロジーがトラブルシューティングに役立ちます。

 

 

解析結果の表示とレポート機能の改良

 

Moldex3D R12.0 のレポートウィザードでレポート出力をカスタマイズできます。ユーザーは解析結果項目を選択し、それをPPT, PDF, HTML形式で出力できます。これにより解析結果を表示したり、他人と共有しやすくなりました。さらに Moldex3D R12.0 オンラインヘルプは操作に関する詳細なガイドを提供しています。解析結果を表示している時に、さらにより詳しい説明を見るためには、F1 キーを押してください。

Moldex3D R12.0 はすでに利用できます。価格や製品に関する詳細情報については、最寄りの代理店へお問い合わせください。 Moldex3D R12.0 についての情報は弊社ウェブサイトにも記載されています: jp.moldex3d.com/moldex3d-r12.

 

 

Moldex3Dとは


CoreTech System Co., Ltd. (Moldex3D) は1995年からプラスチック射出成形向けの専門的CAE解析ソリューション、“Moldex”シリーズを提供してきました。現在提供している “Moldex3D”は世界中で販売、サポートされています。

最先端技術とソリューションを提供するために、CoreTech System は世界に販売/サービスネットワークを拡大し、専門的なサービスを提供しています。 CoreTech Systemが提供する最先端のシミュレーションソフトウェアはユーザーの製品設計開発、設計最適化、納期短縮をサポートし、企業の投資利益率(ROI)を最大にします。 NX EasyFill 解析と高度なMoldex3D の機能は保圧、冷却、反り変形最適化において NX と統合できます。詳細についてはこちらを参照してください: www.moldex3d.com.


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