Moldex3Dの発泡シミュレーション技術が日本の「青木固」技術賞を受賞

on 06/13/2019

Tokyo, Japan – June 13, 2019 –CoreTech System社(Moldex3D)は日本プラスチック成形加工学会(Japan Society of Polymer Processing, JSPP)の第29回「青木固」技術賞を受賞し、6月12日に日本で授賞式が行われました。Moldex3Dの受賞題目は「気泡核生成を組み込んだ微細射出発泡成形シミュレーション技術の開発」であり、産学界において気泡核生成を考慮した初めての発泡成形シミュレーションに関する研究である点が高く評価され、受賞につながりました。

受賞者はCoreTech System社のプロダクトゼネラルマネージャーの許嘉翔博士、プロジェクトマネージャーの張元榕、日本の秋元技術士事務所所長の秋元英郎、株式会社セイロジャパンMoldex3Dソリューションセンター部長の後藤昌人、株式会社セイロジャパンMoldex3D課長の田中久博となります。また、本研究に重要な理論基礎を提供してくださった京都大学の大嶋正裕教授、並びに金沢大学の瀧健太郎教授には心より感謝いたします。

「『青木固』技術賞はポリマー加工業界におけるノーベル賞であり、1990年の創設以降、Moldex3Dが初めて外国企業として受賞したことを非常に光栄に思います。」「これは私たちの技術力が認められたということであり、またMoldex3Dのパートナーであるセイロジャパンが長きにわたって日本の教育界、産業界に対してMoldex3D技術の推進に力を注いできた努力の成果とも言えます。」と許嘉翔博士は述べています。

「Moldex3Dの気泡核生成を考慮した発泡射出シミュレーション技術は、理論、シミュレーション、検証を組み合わせた、業界の一歩先を行くものです。」「この賞は私たちにとってポリマー加工分野におけるシミュレーション技術をさらに向上させるとともに、ユーザーの抱える問題を解決し、設計を最適化するための研究開発への大きな励みになります。」と張元榕マネージャーは述べています。

 

「青木固」技術賞について
「青木固」技術賞は日本プラスチック成形加工学会(JSPP)によって1990年に創設されました。JSPPは1500名の個人会員と170社の企業会員(2019年4月30日時点)を擁する日本の射出成形分野を代表する組織です。
「青木固」技術賞は日本のプラスチック産業において最も名誉ある賞で、日精樹脂工業株式会社の創業者である青木固氏のプラスチック産業における偉大な功績を称えて創設されました。

 

CoreTech System社(Moldex3D)について
CoreTech System Co., Ltd. (Moldex3D) は1995年に設立され、それ以来プラスチック射出成形業界に専門性の高い最適なモジュール設計のソリューションを提供することを使命として、Moldex及びMoldex3Dのソフトウエアの開発を続けています。CoreTech System社は、クライアントに寄り添い、専門性の高い現地のサービスを提供する精神を堅持し、販売及びサービスネットワークを積極的に世界に展開し拡大してきました。また、世界で最も専門性の高いCAE流動解析ソフトウェアのサプライヤーとして、ユーザーの製品開発における障害を解決し、設計上の問題の排除、設計プランの最適化、開発期間の短縮、そして投資利益率(ROI)向上の一助となっています。CoreTech System社の詳細はホームページをご覧ください:www.moldex3d.com


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