コアテックシステムがプラスチック成形のスマート化を促進する次世代のMoldex3Dサイバーフィジカルシステムシミュレーションを発表

on 04/08/2019
  • 装置の実際の応答挙動特性と材料圧縮作用を考慮
  • 画期的なフロー-ファイバーカップリング解析により繊維配向による異方性流動挙動を高精度に実現
  • ワンストップシミュレーションワークフローと新しくなったユーザーインターフェース
  • グラフィックス機能が50倍に向上、メモリ消費量が60%減

台湾、新竹 – 2019年4月8日 – コアテックシステムは本日、次世代流動解析ソフトMoldex3D R17のリリースを発表しました。全世界のあらゆる産業のお客様にデジタル化によるスマート製造へのスピーディな転換をサポートします。サイバーフィジカルシステムを主軸としたMoldex3D最新バージョンでは、より包括的でリアルなシミュレーション技術により、シミュレーションサイドと製造サイドとの距離を近づけました。新しくなったユーザーインターフェースとワンストップシミュレーションプロセスは、パワーアップした効果的なシミュレーション結果を提供し、製品決定プロセスを加速させます。同時に自動車、航空宇宙産業の軽量化へのあくなき追求は、複合材料のシミュレーション能力においても数多くの画期的な発展をもたらし、複合材料産業の多様化した製造ニーズを満たすものとなっています。

コアテックシステム社長の楊文礼博士は次のように述べています。「最新バージョンR17はMoldex3Dにとって非常に重要なマイルストーンであると言えます。設計サイド、製造サイド、シミュレーションサイドのすべてにおいて、Moldex3Dの包括的なサイバーフィジカルシステム能力とリアルタイムでの製品考察フィードバックのメリットを受けることができ、スマート製造能力を向上させ、市場競争力を強化することができます。」

Moldex3D R17の改良点と新機能は以下の通りです。

 

サイバーフィジカルシステム 装置の実際の応答特性と材料圧縮作用を考慮

シミュレーションと実際の製造現場でのギャップを解消するために、Moldex3D最新バージョンはサイバーフィジカルシステム能力が大幅に向上し、シミュレーションソフトの実世界の情報統合能力がパワーアップしました。Moldex3D R17はユーザーによる現場での射出成形装置の応答挙動特性の判断と考察を支援し、実際の生産で求められる成形条件の最適化結果を提供します。機械特性に加えMoldex3Dのバレル圧縮機能は射出成形装置のシリンダとノズルの段階で材料が受ける圧縮挙動をシミュレーションすることで、材料がキャビティに入る時に受ける材料圧縮特性の影響をよりリアルに考察することができ、より正確な射出圧力結果が得られます。

Moldex3D R17の冷却解析は最大圧力損失、総流量、放熱量といった重要なデータを提供することで、ユーザーの金型温度調整機のパーフォーマンスのより良い評価を支援します。実世界と仮想世界のシームレスな統合により技術者はシミュレーションのデータをより情報化された決定を下すまで高めることができます。

 

画期的な複合材料シミュレーション技術で軽量化設計目標を実現

材料とプロセスは軽量化実現への重要なポイントとなりますが、材料の軽量化とプロセスの転換過程において、シミュレーションソフトは欠くことのできない重要な役割を果たします。最新のリリースでMoldex3Dは技術者が繊維配向によって生じる異方性流動挙動を精確に把握、予測することができるフロー-ファイバーカップリング解析を導入することで繊維複合材シミュレーションの技術的リーダーシップを取り続けます。高繊維濃度で高精度の要件の高い複合材料製品は新しいカップリングテクノロジーから大きなメリットを得られます。

高度な軽量化プロセスにおいては、Moldex3Dの材料研究室による詳細な化学発泡材料の測定により、発泡倍率を含む発泡材料の重要なパラメータを得ることができます。Moldex3D R17の化学発泡解析では、発泡倍率パラメータを考慮したシミュレーションを行うため、発泡の高さ、形状の予測結果は現実に即したものとなります。また、R17ではメッシュ作成プロセスを効率化しシミュレーションの作業性を向上させるRTMウィザードを強化しました。

ワンストップシミュレーションプラットフォームの実現による、リアルタイムのより詳細な製品考察

ソフトウェアの使用性の向上は、ユーザーにとってシミュレーションデータのスピーディかつシンプルな製品考察へとつながるものであり、これはMoldex3D研究開発チームの一貫した重要な使命だと考えています。Moldex3D最新バージョン R17は、Studioプラットフォームでのワンストップシミュレーションプロセスを実現し、ユーザーとモデルのインタラクティブな関係が大幅に強化されています。難しい製品の収縮問題に対して、Moldex3D Studioではユーザーが製品収縮範囲を直接測定して、すぐに収縮補正の製品設計変更を行うことができる距離測定(Measurement)、ズーム(Scale)機能を提供しています。また、新しくなった可視化ツールと後処理チャート、高速化されたグラフィックス機能により、ユーザーはよりスピーディ、より詳細にモデルの設計考察を行うことができ、生産リスクの低減や、製品開発サイクルの加速に役立ちます。

 

Moldex3D R17の新機能の詳細につきましては、製品リリースページをご覧ください:https://jp.moldex3d.com/products/moldex3d-r17/

 

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About CoreTech System (Moldex3D)
CoreTech System Co., Ltd. (Moldex3D) has been providing the professional CAE analysis solution “Moldex” series for the plastic injection molding industry since 1995, and the current product “Moldex3D” is marketed worldwide. Committed to providing advanced technologies and solutions to meet industrial demands, CoreTech System has extended its sales and service network to provide local, immediate, and professional service. CoreTech System presents innovative technology, which helps customers troubleshoot from product design to development, optimize design patterns, shorten time-to-market, and maximize product return on investment (ROI). More information can be found at www.moldex3d.com.


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