変形結果を金型補正モデルとしてエクスポートする方法

Moldex3D技術サポートチーム マネージャー 翁文欣

金型補正は、成形プロセスで製品の収縮補正に使用される一般的な技法です。予想される変形値をもとに、金型を実際の製品よりもやや大きく設計することで、製品の最終的なサイズを設計基準に近づけることができます。ですが、成形プロセスが非常に複雑で、製品の変形に影響するため、成形後のサイズ変化を把握して適切な補正値を決定することは容易ではありません。この問題を解決するため、Moldex3Dでは応用の幅を広げるさまざまなフォーマットのSTLでの変形モデルのエクスポートをサポートし、さらに、NX Global変形機能と組み合わせることで、金型補正を実行することができます。

変形モデルのエクスポートと金型補正の実行手順を以下で説明します。

ステップ1そり変形解析の完了後、結果ページに移動し、そり変形変形 をクリックしてそり変形結果をエクスポートします。変形後モデルのエクスポート機能で選択できるファイルフォーマットは、STL (ASCII)STL (Binary)CATIA RSONX Global変形フォーマットです。

注意:エクスポートされるファイルは変形情報を含むサーフェスメッシュのエレメントデータで、関連するCADカーネルは以下の通りとなります。変形後のジオメトリプロファイルを取得するために必要な変換プロセスについても本文で紹介します。

  • *.stl ファイルのエクスポートファイルフォーマットをSTL (ASCII)STL (Binary)に設定します。
  • *.rso ファイルのエクスポートファイルフォーマットをCATIA RSOに設定します。
  • *.csv*_Deformed.csvファイルのエクスポートファイルフォーマットをNX Global 変形フォーマットに設定します。

ステップ1の前に:XYZ方向の変形について異なる補正率を使用して予想されるそり変形範囲を定義します。結果から測定ツール距離を使用してXYZ方向の線形収縮率を確認します。次に、3方向の収縮率に基づき、個別にモデルを補正します。このモデルの線形収縮率は、X方向で0.389%、Y方向で0.404%、Z方向で0.726%となっています。

ステップ2変形後モデルのエクスポート機能を使用するには、収縮補正を行った変形後のモデルを選択します。フォーマットからNX Global変形フォーマットを選択し、倍率1に設定します。また、XYZ方向の金型補正値には、線形収縮率の2倍の値を個別に入力します。その後、ファイル名とフォルダの場所を指定し、開始をクリックしてファイルをエクスポートします。

ステップ3NXユーザーインターフェースで元のジオメトリモデルを開きます。メニュー→編集→サーフェス→グローバル変形(Global Deformation)の順に選択し、グローバル変形を起動します。製品形状と定義のオプションからPoint from FileSelect Sheet Bodyを選択すると、ターゲットモデルがオレンジ色で表示されます。

ステップ4ファイルタイプから「*.File(*.*)」を選択し、* Warp.csv*Warp_Deformed.csvファイルをインポートします。結果ボディCompensatedに設定し、Deformation Factorを1.00と定義します。その後、Show Result(結果の表示)をクリックしてOKをクリックします。

ステップ5ファイル→エクスポート→ステップ(目的のファイルタイプを選択)の順に選択し、変形モデルをエクスポートします。Date to ExportからSelect Objectを選択し、モデルリストからSheet Body of Global Deformationグローバル変形のシートボディ)を選択し、OKをクリックしてエクスポートします。

ステップ6CAD変換とエクスポートした補正モデルの画面は以下の通りです。


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