Moldex3Dの「掃引力(Drag Force)解析」によるワイヤースイープの評価方法

封止工程において粘性流動により生じるドラグ力は、ワイヤースイープの原因となり、さらに接触ショートを招く可能性があります。Moldex3D封止成形(IC Packaging)モジュールは、抗力解析に対応しています。ワイヤーに与えられる抗力を可視化することで、ワイヤースイープを明確かつ詳細に評価することができます。この解析にはワイヤースイープソルバーを用いるため、結果はWire sweepから確認します。

Step 1. 封止成形プロジェクトを作成します。計算パラメーター画面から封し成形タブを開き、掃引力モデルを選択します。必要に応じて、モデルを変更してください(デフォルトはTakaishiモデルです)。

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Step 2. 解析を行う際、解析順序設定の画面を開き、“流動”をカスタマイズし“ワイヤースイープ”を追加します。基本的な封止解析およびワイヤースイープ解析の確認後、[すぐ実行]をクリックするとてワイヤースイープ解析が開始されます。

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Step 3. 流動+ワイヤースイープ解析の完了後、掃引力の計算結果が、ワイヤースイープセクションにて表示可能になります。X, Y, Z-掃引力、または総掃引力をクリックして分布の様子を表示することで、ワイヤーに与えられる力からワイヤースイープの問題を確認できます。

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