Moldex3D R9.1 日本語版 リリースのお知らせ

on 06/01/2009

本格的3DCAEシミュレーションソリューションベンダーであるCoreTech System社はプラスチック設計と射出成形シミュレーション解析ソフトウェアの新バージョン-Moldex3D R9.1.のリリースを発表しました。

 

HSINCHU, Taiwan, Jan. 15, 2009 – 本格的3DCAEシミュレーションソリューションベンダーであるCoreTech System社はプラスチック設計と射出成形シミュレーション解析ソフトウェアの新バージョン-Moldex3D R9.1.のリリースを発表しました。

 

この新バージョンには新規メッシュカーネルといった飛躍的な新規機能、および強化パラレル計算といった強化機能が搭載され、まさに最速の3D解析ツールを実現しました。Moldex3D R9.1 はマルチコンポーネント成形での高精度な解析結果を実現するため、新たな機能を搭載しています。構造CAEソフトウェア(ANSYS, SIMULIA, Nastran, Marc, LS-Dyna)との連携により、製品の構造性に影響を及ぼす製造工程の徹底した評価にまでソリューションを広げることができます。

 

ビジネスウィーク誌によれば、3D テクノロジーの進歩は「2009年のビジネス予想」の1つであり、不況下であっても3D テクノロジーは進歩を継続するであろうと予想されています。この新バージョンR9.1はMoldex3Dの真の3Dシミュレーションテクノロジーのパイオニアとしての位置をより確固たるものにするでしょう。強化されたパラレル計算テクノロジーと最新のマルチコアテクノロジーを連携し、3D 解析は製品寿命を加速しつつ、同時に精密性を維持します。「コア解析に3Dを採用することは、間違いなく将来の成功のための必須条件となるでしょう!」というのはMoldex3DのDr. Venny Yangの言葉です。

 

Moldex3D R9.1 は、特にパフォーマンスにおいては過去のバージョンの性能に基づいています。なぜあなたがこのMoldex3D R9.1を使用する必要があるか、ここに5つの主要な理由を挙げましょう。それはつまり、パフォーマンス、精度、操作性、インテグレーション、管理性の向上です。

 

パフォーマンス性の向上について:

 

Moldex3D R9.1の重要な特徴として、パラレル計算のパフォーマンス強化が挙げられます。これにより3 ~10倍の高速化が実現しました。 さらに最新の IntelR Core- i7 テクノロジーを用いればMoldex3D R9.1は最速のパフォーマンスを実現します。概してIntelR Core- i7 のクアドコアを使用した場合の計算スピードは350%まで向上しています!Moldex3D R9.1の4-ノードCore- i7 PC-クラスタを使用し、百万エレメントモデルの3D流動解析ベンチマークでは10倍以上のパフォーマンス性を実証しました。さらにMoldex3D の改良されたメッシュカーネルは、メッシュ作成速度を300%向上しています。OpenGL 2.0 テクノロジーにより改良された最新のグラフィックレンダリングエンジンは、ユーザーが解析結果を表示させ、効率的にダイナミックレポートを作成することを助けています。

 

精度の向上について:

 

485 のプラスチック材料を更新し、データベースに追加しました。Moldex3D R9.1 は高精度なシミュレーションを実現しています。さらに2色(2K)/オーバーモールド成形を完璧にサポートし、マルチコンポーネント成形に実際的な解析結果を提供できます。また、Moldex3D R9.1 はK-BKZモデルの充填解析で非線形および時間経過による材料挙動を正確に予測できる唯一の解析ソフトです。

以下はMoldex3Dの副社長であり研究開発部門のDr. David Hsuの言葉です。「高精度、高パフォーマンス、高操作性こそ、Moldex3D が今まで達成しようとしてきた目標でした。そしてこのことが我々の顧客に対する保証でもあります。R9.1の発表はこの全てを顧客にお約束するだけではなく、総合的なソリューションを提供するため、優れた企業との連携を図りながら進めてきた我々の何年間の努力をお見せするものです。この新バージョンの発表は、企業の競争力を実現し、いかなる経済的困難な時期をも乗り越えるための一助となるでしょう」

 

操作性の向上について:

Moldex3D R9.1は数百のUI操作性強化を含んでいます。Moldex3D のゲートとランナー設計ウィザードは、通常は時間のかかるランナーとゲートの設計工程を効率的にしました。例えば、このウィザードを使えば1時間の作業が5分で行うことが可能です。さらにその他の新規機能(新規グラフィックレンダリングエンジンを使用し、3Dシンクマーク表示や最小四角形単位を用いた平面度の表示などの機能)はモデル作成と結果解析に必要な手間と時間を削減しました。

 

インテグレーションの向上について:

 

Moldex3D R9.1は最新テクノロジーツールの多機能性を考慮し、他のCAEソフトウェアとの連結性を改良しました。これにより顧客に総合的なソリューションを提供することが可能になりました。新規インターフェースモジュール“I2-Marc”はMoldex3D および MarcユーザーがMoldex3D 解析結果から主要なモデル特性を抽出できるように開発されました。Moldex3D R9.1は成形シミュレーション結果を他の構造CAEソフトウェア( Ansys, Simulia (Abaqus), Nastran, LS-Dyna, Marc, DigitMat)に使用できます。モデル情報、繊維配向、残留応力、温度、圧力、といった全てのデータがサポートされています。さらにMoldex3D R9.1 の新規レポート作成機能はHTMLファイルだけではなくMicrosoft PowerPoint形式をサポートし、プレゼンテーションを簡単にしました。

 

管理性の向上:

 

管理能力の促進という観点では、Moldex3D R9.1 はリモートコントロール環境を装備し、ユーザーが能率的に計算リソースを管理することを助けます。この新しいテクノロジーはローカルコンピュータにある解析ジョブをから計算サーバーあるいは計算クラスタに送信することを可能にしました。

 

また同時に、サーバーのジョブマネジャープログラムは自動的にジョブの順番を決め、実行し、ジョブを監視します。解析ジョブが終了すれば、ネットワークを通じ、サーバーの解析結果をローカルコンピュータで取得できます。

 

値段設定と有効性

 

Moldex3Dの高度なシミュレーションテクノロジーは、企業の競争力を確固たるものにする最も専門的な一助といえます。我々は、顧客に最も完璧かつ専門的なサービスとサポートを今後も提供してまいります。Moldex3D R9.1はすでにリリースされました。価格や詳細な製品情報をお求めの方は最寄のMoldex3D代理店にご連絡ください。(www.moldex3d.comで最寄の代理店を参照できます)

 


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