Moldex3D Designer BLMは、マルチコンポーネント成形(Multi-Component Molding, MCM)の際に製品とインサート接触面間で(ノードが)マッチングしないメッシュのシミュレーション機能、すなわちAuto-Grid機能をサポートしています。この機能を使用することにより、接触面のメッシュがマッチングするよう調整しなくても、連続的な分析結果を得ることができ、時間と労力を節約することができます。Auto-Gridの利用方法は以下のとおりです。
Step 1: メニューのモデルの特性から冷却システムのソリッドメッシュ生成失敗時にAuto-Gridメッシュに切り替えるを選択します。Designer BLMが非マッチングメッシュを検出すると、自動的にAuto-Gridメッシュが生成されるようになります。
注記:このメニューを使用すれば、接触面上にマッチングするメッシュがないために生じる冷却システムのソリッドメッシュ生成の失敗を防ぐことができます。
Step 2: 通常のDesigner BLMの使用手順に従い、ランナーと冷却システムの設定、ソリッドメッシュの生成を行います。
注記:Auto-Grid機能はノンマッチングメッシュエレメントを残しておきますが、製品とインサートの接触面のメッシュ寸法差異が甚だしいエレメントを自動検出し「Surface Mesh Information(表面メッシュ情報)」に記録します。
注記:寸法差異(Size gap)がある場合、「ダウンサイズ ウィザード」ツールが表示され問題を自動修復します(下図参照)。